レアル解任危機に直面するジダン監督 現地紙が「7つの大罪」を特集…名将の失策とは?
序盤戦で勝ち点を取りこぼし、チーム作りで「エラー」とスペイン紙が指摘
昨季の二冠王者レアル・マドリードは今季リーグ戦で首位バルセロナとの勝ち点差が19に開き、コパ・デル・レイ(国王杯)準々決勝第2戦もレガネスに1-2と敗戦し、2戦合計2-2もアウェーゴール差でよもやの敗退となった。ジネディーヌ・ジダン監督は就任からわずか1年半でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)史上初の二連覇を果たすなど、名将の称号を欲しいままにしていたが解任危機に直面している。スペイン紙「マルカ」では「ジダン、7つの大罪」と特集している。
“白い巨人”と称されるレアルに君臨する指揮官は今、まさに苦境に立たされている状況だ。レアル寄りの論調で知られるマルカ紙はCL3連覇に全てを賭けることになったジダン監督の7つの失策を特集している。
1つ目の罪として「彼は夏の勢いを無駄にした」と指摘した。レアルは今季開幕前のスーパーカップで連勝。特に宿敵バルセロナを撃破し、CLでも順調な船出を飾るなど順風満帆だったが、「世界の頂点から、最初の大きなミスは序盤戦での深刻な勝ち点の取りこぼしだ」と、記事ではリーグ序盤戦の戦いを分析している。
2つ目の罪は「チーム作りにおけるエラー」だという。「今季のチームの準備には大規模な愚かさが存在した。それはジダンのせいだ。成功で盲目となり、病的な楽天主義者となった」と記されている。