バルサFWメッシの“隠れた能力”を現地紙称賛 華麗な守備から自作自演の圧巻ゴール
国王杯準々決勝エスパニョール戦、華麗なインターセプトやボール奪取を披露したメッシ
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは黄金の左足が生み出す変幻自在の高速ドリブルや正確無比のシュートなど世界最高の攻撃力の持ち主として知られているが、25日の国王杯準々決勝のエスパニョールとの第2戦では“隠れた能力”をアピール。スペインで称賛を呼んでいる。
「メッシは前半のゴールの際、どちらもボールを奪い返した」と特集したのはスペイン紙「マルカ」だった。
前半9分の先制点の場面では、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが起点となった。華麗なインターセプトからMFアレイクス・ビダルにスルーパスを供給。そこからピンポイントクロスを送り、最後はFWルイス・スアレスがヘディングゴールを決めた。
同25分にはメッシが自作自演のゴラッソを決める。最終ラインからのロングパスに抜け出したメッシ。マーカーの股間を狙ったドリブルは一度失敗したが、相手に渡り掛けたこぼれ球を奪回すると左足一閃。強烈なシュートは相手DFに当たり、コースを変えながらもゴールネットに突き刺さった。
特集では「彼はシュートとパス以上の仕事をする」とメッシの守備力に着目した。
「バルセロナのファンはリオネル・メッシについてシュート、パス、攻撃的なオーラについて知っている。だが、木曜日には彼らは守備的な部分も目撃した。彼はエスパニョール戦の前半にボールを奪い返し、それぞれゴールの起点となった」
フィニッシャーのみならず、ゲームメーカーとしても新境地を開くメッシ。逆転4強進出を決めたインターセプトの巧みさも高く評価されていた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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