ロナウジーニョ、“観客目線の”伝説のオーバーヘッド弾公開 370万再生の反響「100点満点」
2006年のビジャレアル戦で決めた超絶ゴール ファンも興奮「ゴラッソモンスター」
元ブラジル代表MFロナウジーニョは現役引退を発表後、SNSで自身のハイライト映像やかつてのチームメイトとの写真を公開している。25日に行った投稿では、「群衆の中からの景色」と題してゴール裏からの視点でプレーを回顧。臨場感あふれる“伝説のオーバーヘッド”は、再生回数が370万回を超えるなど反響を呼んでいる。
遡ること11年、2006-07シーズンのリーガ・エスパニョーラ第12節・バルセロナ対ビジャレアルの一戦でそのシーンは生まれた。
3-0で迎えた後半43分、元スペイン代表MFシャビ(現アル・サッド)の右サイドからのクロスに対して胸トラップを1回入れると、ボールが浮いている間に身体を時計回りに回転する。一瞬思考停止に陥ったマーカーと相手GKをあざ笑うかのように、右足でオーバーヘッドキック。相手GKの伸ばした手を弾き飛ばし、ゴールネットへと突き刺さった。
会心の一撃を決めたロナウジーニョは、ユニフォームを脱いで歓喜し、カンプ・ノウのファンも歓声で応えた。プレーする者、観る者両方を興奮させるバイシクルキック。その記憶は今もなお語り継がれているが、今回の投稿では「観衆の中からの景色」と一言添えられているように、ゴール裏の右コーナー付近から捉えた映像を公開。反転から綺麗にボールをミートする模様や、得点が決まった瞬間に大歓声で揺れるスタンドの臨場感が収められている。
これまでとは少々視点が異なる効果もあり、動画は半日も経たないうちに再生回数370万回を突破。ファンからは「ゴラッソモンスター」「100点満点」「王様の中の王様」「マジック」「聡明」と称賛の嵐となった。
次はどんなスーパープレーを回顧するのか。そんな思いを巡らせてしまうほど、ロナウジーニョは映像でも観る者を楽しませている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images