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モウリーニョ監督がベンゲル監督との“名物”ライバル関係を否定
「同じ街のクラブの監督にすぎない」
チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督とはライバル関係にないことを強調している。英メディア「BBC」が報じた。
チェルシーは26日、プレミアリーグ第34節でアーセナルとの対戦を控える。首位のチェルシーは2位アーセナルに勝ち点10差をつけているものの、優勝戦線に大きな影響をもたらす天王山となっている。
見どころはチームの戦いだけではない。両チームの指揮官を務めるモウリーニョ監督とベンゲル監督は犬猿の仲で知られている。
今年始めにはモウリーニョ監督が会見の場でベンゲル監督を 「失敗のスペシャリスト」と表現。ベンゲル監督は昨年10月の対戦時にタッチライン際でモウリーニョ監督を突き飛ばすなど、両者の水と油の関係は、プレミアリーグの「名物」の1つとなっている。
優勝争いの大一番として再び相まみえる両者だが、モウリーニョ監督は試合前のインタビューでベンゲル監督に対して特別な感情を抱いていることはないと強調した。
「ベンゲルはライバルではない。彼は私の働く同じ街にあるビッグクラブを率いる監督にすぎない。もちろん、同じ目標に向かって仕事をしているわけで、そこに競争が存在することは事実だ。しかし、私がインテルを率いていた際のミランの監督、レアルにいた時のアトレティコの監督、ポルトにいた時のベンフィカの監督、私にとって ベンゲルはそのような関係となんら変わりはない」
チェルシーが勝利を収めればリーグ制覇をほぼ手中に収めることになり、アーセナルが勝利すれば優勝争いは盛り上がるだろう。会見では冷静な立ち振る舞いだったモウリーニョ監督。だが、いざ試合が始まると、ヒートアップしたベンゲル監督との「名物」を再び拝むことができるかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images