左足首のねんざの影響でリーグ戦3試合に欠場したACミランのFW本田圭佑は、25日の敵地ウディネーゼ戦に先発復帰する可能性が60%あると、地元メディアが分析した。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が「ピッポ、ホンダに戻る」と報じた。 本田は、重度の左足首ねんざの影響で、4日のパレルモ戦から試合欠場が続いている。19日のインテルとのミラノダービーではインテルDF長友佑都とともに出番なしに終わり、ベンチを温め続けた。 だが、同紙の記事によると、右ウイングでのレギュラー争いでU-21スペイン代表MFスソに僅差でリードしている状況を伝 えている。 「ここ最近のミラネッロのパーセンテージは、60%本田、40%スソ。本田は1カ月ほど前のカリアリ戦前まではスタメンだった、その間に他の候補が実力を示した。ダービーの前には、右サイドはスソが競争相手として頭角を現していた」 ダービー戦で移籍後初先発した左利きの司令塔スソは実力を示した。その一方で、イタリア代表MFアレッシオ・チェルチは「ポジションを再度獲得しなければならない」といわれ、右ウイングの3番手にまで評価を落としている。 一方、12日のサンプドリア戦でスネの挫傷で離脱していたFWマッティア・デストロも復調を果たし、先発に復帰する可能性もあるという。その場合は今季16得点のエースFWジェレミー・メネズがダービーでの1トップからサイ ドにシフトするため、本田の定位置争いはさらに激化するもようだ。 インザーギ監督は記者会見で本田への信頼を常々口にしている。ダービー後には「主役に戻る」とすら期待を込めて話していた。出場リーグ戦16試合連続でノーゴール、ノーアシストの本田は、そろそろ恩師の擁護にゴールで報いたいところだ。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images