アーセナル加入の技巧派MF　獲得が噂されるオーバメヤンへのメッセージか

　アーセナルは22日にマンチェスター・ユナイテッドとのトレードを実現させ、チリ代表FWアレクシス・サンチェスを放出する一方、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンを獲得した。攻撃陣の新たな軸として期待されるムヒタリアンだが、新天地で早くもサポーターの心をつかむ行動に出ている。英紙「デイリー・メール」が報じた。

　2016年夏にユナイテッドへ移籍する直前の15-16シーズン、ムヒタリアンはドルトムントで背番号10を背負い、MF香川真司、MFマルコ・ロイス、そしてFWピエール＝エメリク・オーバメヤンとともに「ファンタスティック4」と称された、強力な攻撃ユニットを形成していた。公式戦23得点32アシストと圧倒的な輝きを放ったが、ユナイテッド移籍後はタレント揃いの前線でジョゼ・モウリーニョ監督の信頼を手にできず、出場時間を失っていた。

　アーセナルでエースを務めたサンチェスと入れ替わる形で加入したムヒタリアンは、クラブの公式チャンネルに登場。そこで早速、“一仕事”を済ませたという。耳をすますと、カメラに向かって「ヘイ、ピエール。ここに来たいんだろう？」と指を差しながら発言。ドルトムント時代に最強ユニットを形成した元相棒のオーバメヤンへのラブコールだと、サポーターは大興奮している。

　アーセナルのイバン・ガジディスCEOら強化部はすでにドイツ入りし、ドルトムントやオーバメヤンとの交渉を進めている。オーバメヤンは自身のツイッターでムヒタリアンの誕生日を祝う動画をリツイートするなど、相思相愛ぶりを見せている。

　ジグナル・イドゥナ・パルクでドルトムントのサポーターを沸かせたホットラインは、エミレーツ・スタジアムで炸裂するのだろうか。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images