PSG撃破の衝撃“20mミドル弾”に賛辞 オランダ代表FWデパイが魅せた「崇高なゴール」
後半ATに劇的な決勝ゴール、首位PSGをホームで破る
フランス1部リヨンのオランダ代表FWメンフィス・デパイは、現地時間21日に行われたリーグ・アン第22節のパリ・サンジェルマン(PSG)との一戦で、1-1で迎えた後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールをマーク。約20メートルの距離から放たれた強烈な一撃に、称賛の声が上がっている。
首位PSGと勝ち点11差で迎えた本拠地での一戦は、スーパーゴールの応酬となった。リヨンが試合開始早々の2分、フランス代表MFナビル・フェキルの約30メートルの直接FKで先制。対するPSGはブラジル代表FWネイマールを負傷で欠き、同36分にフランス代表FWキリアン・ムバッペが負傷交代となるアクシデントに見舞われたが、前半アディショナルタイムにフランス代表DFレイヴァン・クルザワが、浮き球のクロスを左足のダイレクトボレーで豪快に叩き込み1-1で前半を終えた。
後半12分にPSGのブラジル代表DFダニ・アウベスが退場となった後も激しい攻防が繰り広げられた試合を締めくくったのは、同24分から途中出場していたリヨンのデパイだった。後半アディショナルタイム4分、得意とする左サイドからのカットインでゴール正面にボールを運んだオランダ代表ウインガーは、約20メートルの距離で右足を一閃。少しカーブのかかった強烈なシュートに相手GKは一歩も動けず、ボールはゴール左上隅に吸い込まれた。
今季圧倒的な強さを見せるPSG相手に、あまりにも劇的な決勝弾となったが、衛星放送「ユーロスポーツ」フランス版は「メンフィス・デパイがアディショナルタイムの崇高なゴールで、リヨンとPSGの戦いに決着をつけた」とレポート。リヨン公式ツイッターは「ネットはまだ揺れている」とのコメント付きで、デパイのゴール動画を公開している。