エイバル乾、意外性のあるプレーで局面打開も途中交代 スペイン紙評価はやや低調に

マラガ戦先発出場、何度かチャンスを作るも後半23分に交代…試合は1-1ドロー

 エイバルの日本代表MF乾貴士は現地時間22日に行われたリーガ・エスパニョーラ第21節マラガ戦(1-1)に先発出場。チャンスクリエイトする場面は数度あったものの、得点に絡むことはできず後半23分に途中交代。スペイン紙「マルカ」の評価もやや低いものにとどまっている。

 最下位に沈むマラガをホームに迎えたエイバル。UEFAヨーロッパリーグ圏内確保に向けて勝点3を奪いたかったところだが、前半16分にビルドアップミスからマラガのFWユスフ・エン=ネシリに先制点を奪われる展開に。いつもと同じく左サイド2列目に入った乾はカットインからのミドルシュートやサイドライン付近からゴールを狙うなど、意外性のあるプレーで局面打開を図った。

 しかし、得点源であるFWセルジ・エンリケの負傷離脱、そして後半に入って以降はマラガが守備を固めたこともあり乾が輝きを放つ場面は減少した。ホセ・メンディバル監督は状況を変えるため、乾に代えてベベを投入。この采配が当たったのは交代から3分後、ベベのアシストからFWキケが同点ゴールを決め、1-1ドローで勝点1を確保した。

 採点は好セーブを連発したマラガGKロベルトが満点の3つ星を獲得するなど、アウェーチームに高評価が与えられている。一方で、乾は1つ星にとどまっているが、同点ゴールのキケと途中出場のMFオレジャナが2つ星だった以外は、全て1つ星である点を踏まえると及第点の評価と言えるだろう。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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