30m超“芸術的スルーパス”の森岡亮太に賛辞止まず ベルギー紙「最高の“10番”」

電光石火のカウンターを発動させた正確無比なアシストに称賛の嵐

 ベルギー1部ワースラント・ベベレンの日本代表MF森岡亮太は、現地時間20日に行われたリーグ第22節の本拠地シント=トロイデン戦に先発フル出場を果たし、2得点に絡む活躍を見せて3-1の勝利に貢献した。特に前半15分に見せた、自陣からの30メートル超“芸術的スルーパス”によるアシストは、ベルギーの各メディアで取り上げられており「最高の“10番”」と絶賛する声も上がっている。

 リーグ再開初戦のピッチに立った森岡は、いきなり輝きを放つ。前半12分、敵陣左サイドへ展開されたボールをDFエアディン・デミルが頭で折り返す。浮き球となったこのボールを、森岡がダイレクトで丁寧にスルーパス。抜け出したデミルが中央へ高速クロスを送り、相手のオウンゴールを誘発して1-0と先制した。

 そして3分後に、最大の見せ場が訪れる。ベベレン守備陣が自陣ペナルティーエリア内で相手のクロスを跳ね返すと、ボールは森岡の足もとへ。日本代表MFは一度前線をルックアップすると、ボールを止めることなく右サイド前方へ30メートル超のロングスルーパス。相手DF二人の間を通した完璧なボールにFWアレクサンダル・ボリエビッチが反応し、飛び出した相手GKを冷静にかわしてシュートを流し込んだ。

 ベルギー公共放送「RTBF」で「芸術」と称された電光石火のカウンターアタックで、アシスト者となった森岡は得点を決めたボリエビッチ以上の賛辞を送られている。

 

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