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松井大輔がレシーバー目線で語る日本人“名パサー論” 「走ればボールが来る」至高の感覚とは?
【松井大輔インタビュー|Part 3】日本代表やクラブで共闘し、楽しかった5人を選出
日本サッカーにおいて、最高のプレーメーカーは誰か――。選手それぞれに様々なプレースタイルがあるゆえ、永遠に“酒の肴”として議論されるテーマだろう。そうした数々の名手の才能を最も“肌感覚”で理解しているのは、パスのレシーバーになった選手だ。
元日本代表MF松井大輔は、日本代表や国内で数多くのパサーと競演してきた。松井直撃インタビューの第3弾は「パスの質」に絞り、印象に残っている選手を挙げてもらった。
「俊さん、ヒデさん、稲本くん、ヤットさん、伸二さん。一緒にやっていて楽しかったですよね」
松井が口にした5人の愛称を聞けば、ここ20年間の日本サッカーを代表するプレーメーカーの“あの頃”を思い出すだろう。中村俊輔(ジュビロ磐田)、中田英寿(元ローマなど)、稲本潤一と小野伸二(ともに北海道コンサドーレ札幌)、遠藤保仁(ガンバ大阪)。それぞれ中盤のパス出し役としてクラブ、そして日本代表のブルーのユニフォームを身にまとって戦ったレジェンドたちだ。
「僕はドリブラーとしてサイドにいたんですが、大袈裟な表現ではなく“走ればボールが来る”という感じでした。『このタイミングで出てくるんだ、そこを通してくるんだ』と、プレーしながら感心していましたね。僕は相手の裏を取ることに集中できて、そこにパスが出れば『頑張ります!』という感じで気持ち良くプレーさせてもらいました」