天才ジダンの“超絶ダンスゴール”に再脚光 「史上最高のマスター」「ハリー・ポッター」
ジダンが2002年のデポルティボ戦で見せた華麗な切り返しからのゴールを回顧
スペインの名門レアル・マドリードは現地時間21日、本拠地でデポルティボ・ラ・コルーニャを迎え撃つ。首位バルセロナと勝ち点19差(1試合未消化)の“白い巨人”にとっては負けられない戦いが続くが、リーガ公式ツイッターは過去のレアル対デポルティボ戦で生まれた鮮やかな切り返しを駆使した“ダンスゴール”を回顧し、「史上最高のマスター」「まるでハリー・ポッター」と再び脚光を浴びている
今回スポットライトが当たったのは、2001-02シーズンのレアル対デポルティボ戦で元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン(現レアル監督)が見せた超絶テクニックだった。
素早いパスワークから敵陣に攻め込んだレアルは、ジダンがペナルティーアーク付近で元ポルトガル代表MFルイス・フィーゴから横パスを受ける。右足のアウトサイドでトラップ後、小さく振りかぶるようなアクションを見せながら左足インサイドで右側に切り返すと、すかさず右足裏で左足にボールを戻して縦に押し出し突破。左右に振られてバランスを崩されたマーカー、カバーに来た選手のプレッシャーをものともせずに左足を一閃し、デポルティボのゴールを打ち抜いた。
“銀河系軍団”と呼ばれたタレント揃いのチームの中でも、群を抜くボールコントロールに、リーガ・エスパニョーラ公式ツイッターは「ジダンがベルナベウでダンス」と動画付きで紹介。投稿の返信欄には、「史上最高のマスター」「まるでハリー・ポッター」「冷静すぎる」といったコメントが寄せられた。
2016年1月にレアル監督に就任後、リーグ優勝1回、UEFAチャンピオンズリーグ連覇、FIFAクラブワールドカップ連覇を果たすなど、監督としても名声を手にしているジダン。16年前に披露した天性の閃きのように、リーグ連覇に黄信号が灯る状況からチームを救うことができるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images