ロジャース監督が来季リバプール続投に強気 今季無冠も「私以上の存在がいるとは思わない」

クロップ監督招聘浮上にも、続投主張

 今季無冠の決まったリバプールのブレンダン・ロジャース監督が、来季以降の続投に意欲を示している。英メディア「BBC」が報じている。

 ロジャース監督は2012年にリバプールに就任。2年目となった昨季は怒濤の11連勝などでリーグ優勝を目前に迫りながら、あと一歩のところで悲願の達成を逃した。今季はリーグ戦で5位につけているものの、欧州チャンピオンズリーグは1次リーグで敗退。FCカップも準決勝でアストンビラに敗れ、リーグ戦でも1試合多く消化している4位マンチェスター・シティとは暫定で勝ち点7差となっているため、来季の欧州CL出場権獲得も厳しい状況となっている。

 ドルトムントのユルゲン・クロップ監督が今季終了後の退団を発表しており、ドイツ人名将の新天地の候補としてリバプールが挙がっている。本人もアンフィールドでの指揮に興味を抱いていると伝えられており、クロップ招聘の噂に拍車がかかっていた。

 しかし、ロジャース監督は試合前の記者会見で、自身の未来は今後もリバプールとともにあると強調している。

「ここでの指揮を来シーズンも望むのか? もちろんだ。リバプールにおいて、私以上の存在がいるとは思わない。私は3ヶ月前、戦術的な天才と表現されていた。しかし、重要な試合を2,3試合落とした。すると、今度は不十分な監督として紹介されている。それがフットボールというものだ」

 リバプールはリーグ戦第29節までの13試合で10勝3分と破竹の成績を残していたが、第30節マンチェスター・ユナイテッド戦、第31節アーセナル戦と上位対決で連敗。さらに、FA杯準決勝敗れた。大一番でチームは弱さを露呈し、この1ヶ月間で指揮官の評価も急落していた。それでも、監督は「オーナーとは強い絆で結ばれている」と続投に強気な姿勢を示し、来季の指揮に乗り気だった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング