バイエルンのルンメニゲCEOがペップのマンC監督就任を上から目線で否定
「シティのようなクラブに加わることは想像できない」
バイエルン・ミュンヘンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOは今季終了後、マンチェスター・シティに移籍する可能性が取り沙汰されていたペップ・グアルディオラ監督の続投を明言した。だが、「シティのようなクラブには加わることは想像できない」と見下すような発言をして物議を醸している。ドイツ地元紙「ビルト」が報じた。
リーグ首位を独走するバイエルンは、UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝でもポルトとの初戦で1-3の敗戦を喫したが、2試合目で6-1と圧勝した。スペイン人指揮官はスーツのズボンが破れるほど喜び、話題と なっていた。
英地元メディアが、その水際立った手腕を示し続けるグアルディオラ監督を今季リーグ戦4位と後半戦不振のマンCの後任監督候補に挙げてきた。
グアルディオラ監督自身は残留を明言しているが、今季か来季にはシティを率いるという観測が広がっていた。
ルンメニゲ氏は「私は心配していない。(移籍話は)我々の監督のクオリティーを示すものだ。バルセロナでペップはベギリスタイン(マンCの強化責任者)と一緒に仕事をしていることも知っている。だが、私にはペップ・グアルディオラがシティのようなクラブに加わることは想像できない。少なくとも2016年6月30日までは彼は間違いなく我々の監督であることは間違いない」と語ったという。
莫大(ばくだい)な オイルマネーを背景に大型補強を繰り返してきたマンCは、昨季リーグ優勝を果たすなど、国内で無類の強さを発揮してきた。だが、CLの舞台では躍進できていない。ルンメニゲ氏は、そんなシティへのペップ就任を上から目線で否定している。
「我々には合意内容がある。今季終われば、2015年の後半戦で会談を持つ。我々のゴールはグアルディオラとの契約延長だ。彼が2016年以降も監督でいるチャンスは多いと私は考えている」
ルンメニゲ氏はそう言ってペップ長期政権に強い自信を誇示していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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