マインツ武藤嘉紀、無回転ミドル含む2得点に手応え 「とても重要な二つのゴール」
シュツットガルト戦の3-2勝利に貢献 独紙がコメントを伝える
マインツの日本代表FW武藤嘉紀は現地時間20日のシュツットガルト戦に先発出場すると、鮮やかな無回転ミドルシュートとクロスに飛び込んで決めたスライディングシュートで1試合2得点を達成。3-2の逆転勝利に大きく貢献した。試合後には「とても重要な二つのゴールです」と自画自賛した。
1点目は0-1で迎えた前半アディショナルタイム。ハーフウェーライン付近から長い縦パスを受けた武藤はDFを背負いながら上手く反転すると、プレッシャーをものともせずに右足を振り抜く。コースは甘かったものの、無回転の一撃はGKロン=ロベルト・ツィーラーの手元で急激に変化し、ゴールネットに突き刺さった。
2点目は後半9分。左サイドからのクロスに対して体を投げ出してシュートを放つと、一度はツィーラーにセーブされるもこぼれ球に再び反応して押し込んだ。雨でぬかるむピッチのなか、武藤がストライカーとしての役割を全うした。
2試合連続ゴールの武藤は、前半戦13試合で3ゴールだったのに対して、後半戦はこれで2試合3得点。昨年末は負傷に苦しんだが、ウィンターブレイクを経て、調子を取り戻しつつあるようだ。