ロナウジーニョの“超絶弾”を対戦相手も公開 再生120万回の反響「憎めるはずがない」
2005年のCLラウンド16で見せた圧巻の個人技にチェルシーも脱帽「センセーショナル」
元ブラジル代表MFロナウジーニョの現役引退を受け、サッカー界は瞬く間に悲しみと感謝、そして敬意に包まれた。それはこれまで所属したクラブや元チームメイト、出場した大会にとどまらず、過去に対戦したチームからも惜別のメッセージが送られている。プレミアリーグの強豪チェルシーは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で激突した際のスーパーゴール動画を公開し、再生120万回を超えるなど反響を呼んでいる。
チェルシーが公式インスタグラムに投稿したのは、ロナウジーニョがバルセロナ移籍2年目の2004-05シーズン、CLラウンド16第2戦の動画だ。本拠地での第1戦を2-1と勝利して敵地に乗り込んだバルサだったが、試合開始から19分で3点を失い、2戦合計スコアでも逆転を許してしまう。そこで違いを見せたのが、ロナウジーニョだった。
PKで1点を返して迎えた前半38分、スペイン代表MFアンドレス・イニエスタからペナルティーアークでパスを受けたロナウジーニョは、外、内とキックフェイントを入れ、すかさず右足を一閃。ボールはDFの間をすり抜け、ゴール左隅に突き刺さった。
対峙したチェルシーの元ポルトガル代表DFリカルド・カルバーリョ、チェコ代表GKペトル・チェフはなす術がなく、唖然とした表情を浮かべるしかなかった。最終的に第2戦はバルサが2-4でチェルシーに敗れ、2戦合計スコアでも4-5とベスト8進出は果たせなかったが、圧倒的な個人技を見せた背番号10は強烈なインパクトを残した。