違約金676億円! バルサ、スペイン代表MFセルジ・ロベルトと22年まで契約延長

クラブ側は生え抜きの流出阻止に注力…違約金は主力DFピケと同額の5億ユーロ

 バルセロナは現地時間19日、スペイン代表MFセルジ・ロベルトとの2022年までの契約延長に合意した。クラブ公式サイトが発表した違約金は日本円にして676億円に設定されており、クラブ側は生え抜きの流出阻止に力を入れている。

 セルジ・ロベルトはルイス・エンリケ前監督時代から、ウイングや中盤全ポジション、右サイドバックをこなせるマルチロールとして台頭。今季もエルネスト・バルベルデ監督が信頼を寄せ、リーガ首位を走るチームを支えている。また昨季は0-4からの大逆転劇を果たしたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦パリ・サンジェルマン(PSG)戦で終了間際の決勝ゴールを決めるなど、ファンにも愛されている。

 バルサは同じく下部組織出身のMFセルジオ・ブスケツとMFアンドレス・イニエスタが健在で、昨夏にMFパウリーニョ、今冬にMFフィリペ・コウチーニョと二人のブラジル代表を獲得。中盤の層が厚くなったことでセルジ・ロベルトの動向が注目されていたが、クラブはひとまず引き留めに成功した。

 注目に値するのは、クラブが発表した違約金5億ユーロ(約676億円)だ。これは先日契約延長したDFジェラール・ピケと同金額。また昨秋に契約延長したエースFWリオネル・メッシは7億ユーロ(約930億円)、イニエスタはクラブと生涯契約を結んでいる。

 これらは昨夏FWネイマールが約290億円の移籍金でPSGに引き抜かれたことも大きな要因だろう。100億円超クラスの移籍金が珍しくなくなったこともあり、天文学的な数字を設定して生え抜きを事実上の”非売品”としている。移籍市場の規模は拡大する一方だが、バルサの対策は功を奏すか。

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