ハメス流出の「5つの痛手」をスペイン紙特集 苦境レアルに「今こそ必要なタレント」
「彼は選択肢だった」とFKの能力も評価
一つ目は「ゴールとアシスト」だ。ハメスは昨季も不振と伝えられていたが、結果は出し続けていた。2014-15シーズンは17得点18アシスト、2年目は8得点10アシスト、そして昨季は11得点13アシスト。今季のリーグ戦でトップスコアラーがFWクリスティアーノ・ロナウド、FWギャレス・ベイル、MFイスコ、MFマルコ・アセンシオの4ゴールという決定力不足に喘ぐレアルにとって、ハメスは今こそ必要なタレントだった。
二番目に挙がったのは「彼の左足」。レフティーは今季から所属するバイエルンで力強いFKからゴールを演出しているが、「マドリードでも同じだった。彼に対抗できる選手は数少なく、チームメイトも知っていた。遠距離からのゴールが必要な時、彼は選択肢となっていたのだ」と、記事ではFKの能力を高く評価している。
3つ目は「陽気な性格」だという。ロッカールームを明るく照らす陽気なコロンビア人は、「本当にドレッシングルームで人気者だった」と性格面も評価されている。ダンス、ジョーク、笑顔、喜びというハメスがもたらしていた明るさを、現在のチームは失っているという。
そして4つ目は「インパクト」。昨季はスーパーサブでの出番が多かったが、チェルシーに移籍したスペイン代表FWアルバロ・モラタとともに、終盤に投入されてチームを救う活躍を見せてきた。今季のレアルには、ベンチに違いを作るタレントがいないという。