元英代表の長身FWクラウチにサプライズ移籍浮上! チェルシーが獲得興味か

前線のターゲットマンとして白羽の矢

 昨シーズンのプレミアリーグ王者チェルシーは、夏の移籍市場での不調もあって今季ここまで4位と苦戦を強いられている。現実的には首位マンチェスター・シティに勝ち点15差をつけられている現状を踏まえれば、リーグ連覇より4位以上に与えられるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保が目標となる。そうしたなか、冬の移籍市場であの“長身ストライカー”の獲得に興味を示していると、英紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。

 チェルシーは昨夏レアル・マドリードから獲得したスペイン代表FWアルバロ・モラタが、ここまで10ゴールを決めてチーム内得点王となっている。しかしマンチェスター・ユナイテッドとマンチェスター・シティ、リバプール、トットナムのゴールゲッターに比べると陣容が心許ないことが指摘されていた。

 モラタに次ぐ存在であるFWミシー・バチュアイがここまで2ゴールということもあり、最前線のテコ入れが必要と見られている。そこでチェルシーが注目したのは、なんと元イングランド代表FWピーター・クラウチ(ストーク)なのだという。アントニオ・コンテ監督率いるチームは、ロングボールに競り合えるターゲットマンタイプを探している。

 その適任者と見られていたFWアンディ・キャロル(ウェストハム)に足首の負傷が発覚したことによって、別の候補者を探すことになった。そこで白羽の矢が立ったのはクラウチだった。身長2メートル超のクラウチは、先発出場こそ8試合にとどまるものの、今季リーグ戦で3ゴール。相変わらずの高さを生かしている。ストークはターゲットマンを重要視するポール・ランバート新監督就任によって序列が変わりそうだが、それでもチェルシーはクラウチ獲得を目論んでいる。

 今月30日で37歳となるクラウチ。同紙は「チェルシーはターゲットマンでクラウチを狙うサプライズ」と伝えているが、英衛星放送「スカイ・スポーツ」はストーク関係者の話としてチェルシー側からのアプローチはないと、移籍を否定している。過去にリバプールやトットナムといった強豪でプレーしてきた実績豊富な元イングランド代表のベテランストライカーは、久々のビッグクラブ挑戦となるのか、その動向に今後も注目が集まりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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