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パス14本で奪った13歳チームの“開始46秒弾”が話題 バルサ流の「壮大なゴール」と海外称賛
アイルランドのセントケビンス・ボーイズクラブが決めたキックオフ弾に脚光
キックオフから相手に一度もボールを触らせず、14本のパスをつないで開始46秒でゴールを決める――。そんなプロ顔負けの美しい得点を、アイルランドの13歳のチームが奪ったと話題になっている。
センセーショナルな一撃を決めたのは、アイルランドの首都ダブリンにあるセントケビンス・ボーイズクラブのU-13チームだ。現地時間13日に行われた「SFAI REGIONS CUP」のベルベデーレ戦。セントケビンスはキックオフのボールを一度下げて左サイドに展開。相手のプレッシャーを受けて前に運べず、最終ラインまでボールを下げた。
パスコースを探しながらつなぎ、8本目でボールはGKへ。ここでいったん各選手がポジションを取り直し、GKから左サイドへの9本目のショートパスでビルドアップを再開。中央を経由して右に展開し、ドリブルで持ち運んだ選手が13本目のパスで相手最終ラインの背後へスルーパスを通すと、最後は中央へのクロスからヘディングシュートを叩き込んだ。
所要時間46秒、14本のパスをつないで決めたゴール動画に各国のメディアも反応した。英紙「インディペンデント」のアイルランド版は、「驚くべきチームゴール」と動画を紹介。「壮大なチームゴールで得点」と称えている。またオランダメディア「sportnieuws」は、「これはすでに2018年のベストチームゴールか?」としたうえで、「あらゆるチームがアマチュアのフィールド上で、バルセロナのスタイルをコピーしようと挑戦している」と言及。そしてこのセントケビンスが、バルサスタイルを「マスターした」としている。
試合はセントケビンスが6-1と快勝。相手の出端を挫くバルサ流の一撃で、勝利を手繰り寄せたようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images