好調バイエルンMFハメス、苦境の古巣レアルにエール 確執報道のジダン監督にも言及

レアルから離れトップフォームを取り戻したハメス、苦戦する古巣についてコメント

 レアル・マドリードは今季リーガ・エスパニョーラで首位バルセロナと勝ち点19差をつけられ、1試合未消化ながら4位と苦しんでいる。その一方で、レアルから離れて好調なのはバイエルンのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスだ。ブンデス最強クラブでトップフォームを取り戻したハメスが、レアルとジネディーヌ・ジダン監督にエールを送ったと「マルカ」が伝えている。

 同紙はコロンビアのテレビ局「メガ・チャンネル」でのインタビューを引用する形でハメスの言葉を掲載。「レアルは僕にとって夢のような場所だったが、サッカーとはそういうものだ。自分がいたい場所にいたとしても、その次にどこにいるかは……」と、憧れだったレアル退団について言及した。さらに「僕は練習態度がひどかったというのを受け入れられないし、2部練習だってしたよ」と、レアル在籍時にメディアが騒ぎ立てた素行不良を否定した。

 それと同時に触れたのは、確執があったとされるジダン監督との関係性だ。「プレーヤーとして、ジダンは僕にとってのアイドルだったんだ。偉大な選手で、とても高い質を持ち、素晴らしいサッカーをするから尊敬した。僕とジダンは近しい関係だったかどうかは定かではないけど、監督は序列をつけないといけない。自分の好みもあるだろうしね」と大人の対応を見せた。

 ハメスは現時点でリーガ4位と苦戦を強いられている古巣に対して、次のようなエールも送っている。

「現時点では上手くいっていないかもしれないけど、シーズンは長いし、彼らなら好転してくるはず。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝の舞台で出会えれば、素晴らしいことだよね」

 レアルはリーガとCL王者としてのプライドをここから発揮できるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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