仏代表MFパイェ、相手GK負傷の華麗フェイントに反響「とんでもないフィニッシュ」

ストラスブールGKがフェイントにひっかかり、失点し、負傷…“トリプルパンチ”の珍事

 サッカーにおいて、相手にドリブルで抜かれて失点という場面は決して珍しくない。だが、まんまと相手のフェイントに引っかかり、失点し、さらに負傷という“トリプルパンチ”は少なく、それがGKとなれば珍事と言ってもいいだろう。そんな出来事が、フランス1部の舞台で起こった。

 思わぬ事態が発生したのは、16日に行われたリーグ・アン第21節、日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユが本拠地にストラスブールを迎えた一戦だ。

 酒井はフル出場を果たしたなか、試合は後半34分に途中出場のFWクリントン・ヌジエが先制弾を叩き込んでマルセイユがリード。そして迎えた後半42分、後半11分から出場したマルセイユ10番のフランス代表MFディミトリ・パイェが魅せた。

 味方のスルーパスに反応したパイェは、相手最終ラインの裏に絶妙な飛び出しで抜け出して独走。相手のフランス人GKアレクサンドル・ウキジャとの1対1を迎えた。そのままエリア内にボールを持ち込んだパイェは、GKの目の前で右足キックの素振りを見せる。

 だが、外側から内側に振り抜いた足はボールに当たっておらず、華麗なフェイントでGKの重心をずらすと、即座に右へドリブル。体勢が崩れたGKは地べたに座り込む形となり、すぐにボールを追いかけるも間に合わず、パイェは余裕を持ってゴールを決めた。

 

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