スペイン紙の読者投票で決定「リーガ前半戦ワースト11」 3トップはレアル&バルサ勢独占

「マルカ」紙が読者アンケートを実施 「失望のイレブン」にレアルが最多4人選出

 スペインのリーガ・エスパニョーラは前半戦を終えて、バルセロナが16勝3分の勝ち点51と無敗で首位を快走中。2位アトレチコ・マドリードと勝ち点9差、1試合消化の少ない4位の宿敵レアル・マドリードとは勝ち点19差をつけている。レアル寄りの論調で知られる現地紙は、前半戦を読者アンケートで特集。ワーストイレブンには昨季王者レアルから、屈辱の最多4人選出となった。

 2017-18シーズン前半の「読者による失望のイレブン」は、レアルサポーターの怒りとフラストレーションが伝わってくる顔ぶれとなった。

 システムは4-3-3。GKはリーグ最多の46失点を許している最下位ラス・パルマスのアルゼンチン人GKレアンドロ・チチソラが順当な選出となったが、最終ラインは昨季王者が半数を締めた。

 右サイドバックはレアル下部組織出身のモロッコ代表DFアクラフ・ハキミ。今季リーグ戦出場はわずか5試合。出場時間は426分で1ゴールを決めているが、スペイン代表DFダニエル・カルバハルの代役としてピッチに立った際の19歳のプレークオリティーの低さが批判を集めている。

 センターバックは最多失点のラス・パルマスのウルグアイ人DFマウリシオ・レモス、ビジャレアルのポルトガル人DFルベン・セメドが並んでいる。そして左サイドバックには、現在世界最高の攻撃力と称賛されていたはずの名手、レアルのブラジル代表DFマルセロの名前が挙がった。バルセロナとのエル・クラシコではFWリオネル・メッシに豪快に抜かれ、前節ビジャレアル戦では試合終了直前の相手のカウンターの場面でガス欠状態となり、決勝点を奪われた際にマークを外すなど、今季はらしからぬミスも散見している。

 

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