U-21日本代表、北朝鮮に3-1快勝! 3連勝で首位通過、8強でウズベキスタンと激突
三好らのゴールで快勝収める
森保一監督が率いるU-21日本代表は16日、中国の江陰スタジアムで行われたAFC U-23選手権の第3戦でU-23北朝鮮代表と対戦し、三好康児(札幌)らのゴールで3得点を奪い、3-1と勝利。3連勝で首位通過を決めた。
第2戦のU-23タイ代表戦に勝利し、2連勝で早々にグループリーグ突破を決めた日本は、中2日の過密スケジュールもあって第3戦では先発を総入れ替え。GKには波多野豪(FC東京)が入り、3バックの最終ラインには柳貴博(FC東京)、庄司朋乃也(金沢)、古賀太陽(柏)が並んだ。また中盤には、右WBに長沼洋一(岐阜)、左WBに浦田樹(北九州)が入り、初先発となる伊藤洋輝(磐田U-18)と森島司(広島)がダブルボランチを形成。最前線には小松蓮(産能大)を据え、右に三好、左に旗手が配置された。
小雨舞うスタジアムの中で行われた一戦は、立ち上がりこそ拮抗した展開で推移したが、徐々に日本が攻勢をかけていく。前半の6分にCKの流れから三好がファーストシュートを放つと、同21分には伊藤がミドルシュートを狙ってゴールを脅かした。
リズムが出てきた日本に先制点が生まれたのは同32分のこと。小松が倒されて得たFKを伊藤が蹴ると、これをファーサイドで柳が体で押し込み、日本が先手を奪った。さらに同43分には旗手のパスに伊藤が抜け出すと、最後は伊藤からのラストパスをフリーで待っていた三好が冷静に流し込んで追加点を奪った。その後、北朝鮮のプレッシャーをかわしながら時間を進め、2-0で前半を折り返した。
両軍とも交代なく入った後半は、立ち上がり早々に試合が動く。後半7分、古賀のパスを高い位置で奪われると、ショートカウンターから最後は北朝鮮FWキム・ユソンにGKとの1対1を沈められて失点を許した。
この得点で一気に攻勢を強めてきた北朝鮮に対して、日本は守勢に回る時間が続く。それでも同28分に旗手がペナルティーエリア内で倒されると、手にしたPKからシュートが左ポストを経由して相手GKに当たってオウンゴールとなり、3点目が決まった(※その後、旗手のゴールに訂正)。
終盤は北朝鮮の反撃を受けつつも、カウンターでチャンスを作るなど応戦した日本は、2点のリードを最後まで守り切り3-1で勝利。グループリーグ3連勝で首位通過を果たし、決勝トーナメント1回戦でU-23ウズベキスタン代表と対戦することが決まった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images