イタリア代表のレジェンドが求める“改革” W杯予選敗退は「政治的な問題が原因」

A代表監督、連盟会長とも空位のまま

 ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督に率いられたイタリア代表は、2016年に欧州選手権でアントニオ・コンテ監督(現チェルシー監督)が作り上げた戦術的にまとまりのあるチームがベースだったものの、時間の経過とともに瓦解した。しかし、ビッグクラブでの指揮経験のない監督が就任した時点で不安の声は大きく、そこにはイタリアサッカー連盟が代表監督に対し、クラブレベルとはあまりに格差のある報酬しか用意できないことや、監督選定プロセスの不透明さが指摘されていた。

 結果的に予選敗退後にヴェントゥーラ監督が解任され、イタリアサッカー連盟からはカルロ・タベッキオ会長も去り、いずれも現在は最高責任者が空位のままになっている。

 マルディーニ氏は、そうしたイタリアサッカー界全体の問題が代表チームに影響したことを指摘している。まさかの予選敗退により改革が求められるイタリアは、マルディーニ氏など栄光の時代を知るOBたちの力を得ながら、立て直すことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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