仏リーグで選手に“報復キック”の主審が苦しい言い訳 「衝突時に鋭い痛みが…」
フランスで波紋呼ぶレフェリーの愚行
フランス1部リーグ・アン第20節、ナント対パリ・サンジェルマン(PSG)の一戦で、前代未聞の行為で世界を驚かせた主審が苦しい言い訳を展開し、物議を醸している。英紙「デイリー・メール」が報じた。
トニー・シャプロン主審は、衝撃的な行動で悪名を轟かせてしまった。PSGが1-0とリードして迎えた後半アディショナルタイム、カウンターのピンチで自陣に向かってナントの選手が全力で戻る。この時、ピッチの中央付近で一緒にダッシュしていたシャプロン主審はプレーを見極めようと進路を左に変えたが、これがナントのDFジエゴ・カルロスの行く手を阻む格好となって接触し主審は転倒。これに故意と感じたレフェリーは、起き上がる際にカルロスにまさかの蹴りを入れる報復行為に出た。もし主審が選手なら退場処分が言い渡される愚行だが、シャプロン主審は立ち上がるとカルロスにイエローカードを突きつけ、この日2枚目の警告で退場処分に追い込んでいた。
そしてシャプロン主審は試合翌日、次のように謝罪している。
「ナントとPSG戦の途中に、私はナントのジエゴ・カルロスにぶつかられた。衝突の瞬間、最近怪我をした箇所に鋭い痛みを感じた。私の残念な反応は選手に向けて足を伸ばしてしまった。ぎこちないジェスチャーは不適切だった。だから、この行動を謝罪したい」