バルサの“142億円FW”デンベレ、加入4カ月半で再び悲劇… 左太もも負傷で二度目の離脱

クラブ公式サイトがハムストリング負傷で3~4週間の離脱と発表

 バルセロナは今季のリーガ・エスパニョーラで19試合16勝3分と圧倒的な戦績を残し、2シーズンぶりの覇権奪回に向けて首位を快走している。ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョを獲得するなど陣容も充実させているが、昨夏142億円もの移籍金で加入したフランス代表FWウスマン・デンベレが再び故障して離脱することになったと、現地時間15日にクラブ公式サイトが発表している。

 バルサは先週末に行われたリーガ第19節の敵地レアル・ソシエダ戦で、2点ビハインドを跳ね返し4-2と逆転勝利を飾った。しかし同サイトによると、デンベレの負傷についてこう伝えている。

「日曜日のアノエタ(ソシエダの本拠地)での勝利は、デンベレの負傷という悪いニュースをもたらしている。ソシエダとの試合後、デンベレは左太ももに違和感を感じた。診断結果によると、シーズン序盤に負った箇所とは違いながらも、ハムストリングに損傷を負ったことが確認された。この負傷は彼が3~4週間、戦線離脱することを意味する」

 ブラジル代表FWネイマール(パリ・サンジェルマン)が残した2億2200万ユーロ(約301億円)の移籍金によって、1億500万ユーロ(約142億円)の移籍金でドルトムントから引き抜かれたデンベレ。しかし第4節ヘタフェ戦(2-1)でヒールパスを試みた際に肉離れを発症し、加入後すぐに約3カ月の戦線離脱となった。

 箇所は違うとはいえ、バルサ加入後約4カ月半で二度目の負傷は、ブラジル代表MFパウリーニョの好調ぶり、そしてコウチーニョ加入を踏まえると、デンベレにとってはアタッカー陣での序列をさらに下げることになってしまいかねない。好調をキープするバルサにあって、その波に乗り切れないデンベレは、挽回のチャンスをつかめるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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