飲酒&喫煙騒動のナインゴランが中国へ ACLでC大阪と激突の広州恒大行きと伊紙報道

ローマの“忍者”が総額68億円で広州恒大と交渉成立か、年俸は16億円の見込み

 ローマのベルギー代表MFラジャ・ナインゴランが、中国移籍で交渉がまとまったようだ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 ナインゴランは2014年のローマ加入以来、“忍者”の愛称がつくほどの神出鬼没な動きと強烈なミドルシュートを武器に、主力として活躍してきた。しかし最近では、泥酔状態で喫煙している動画をインスタグラムにアップして炎上するなど問題行動も目立っている。

 中国では海外への行き過ぎた投資を避けるためにリーグや政府による規制がスタートしているが、移籍先となる広州恒大は買い取り義務付きの期限付き移籍という形を取り、ルールの“穴”を突く模様だ。同紙は、総額5000万ユーロ(約68億円)でローマとの交渉は完了していると見ている。

 記事によれば、ナインゴラン本人には年俸1200万ユーロ(約16億円)が渡る見込みで、昨夏にバルセロナへ移籍したブラジル代表MFパウリーニョの後釜として期待されているという。

 元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏が監督を務める広州恒大行きが正式決定すれば、今季のAFCチャンピオンズリーグではセレッソ大阪と同組で戦うことになる。昨季にルヴァンカップと天皇杯の二冠を達成し、アジアでの躍進も期待されるC大阪は、ベルギー代表の中核を為すナインゴランが加入したアジアの強豪との熱いバトルを繰り広げることになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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