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審判が選手に「報復キック→イエロー提示」 衝撃珍事に波紋…仏紙「笑うほうがマシ」
ナント×PSG戦、シャプロン主審が交錯したカルロスにキック&イエローカード
フランス1部のリーグ・アン第20節、ナント対パリ・サンジェルマン(PSG)の一戦でナントのDFジエゴ・カルロスが衝撃的な退場処分を受けた。カウンターを追いかけた場面でレフェリーと交錯すると、“報復”のキックを受けるまさかの事態。さらに、この日2枚目のイエローカードを提示され、ピッチから去ることになった。
敵地に乗り込んだPSGが1-0とリードし、後半も45分が経過した場面だった。フランス代表FWキリアン・ムバッペがカウンターで左サイドのスペースに抜け出すと、ナントの選手たちは一斉に自陣へダッシュして追いかけた。
しかしこの時、トニー・シャプロン主審は左サイド方向のプレーを見極めるために左へ急角度で方向転換。ゴール正面方向へレフェリーの左後ろから追いかけていたカルロスと走るコースが重なって交錯し、転倒の影響でゴール前の接触シーンを見極められなかった。
するとシャプロン主審は、この交錯が故意に引き起こされたものだと感じたのか、起き上がり際にカルロスの右足にキックを見舞うという暴挙に出た。さらにイエローカードを提示し、この日2枚目の警告を受けたカルロスはあえなく退場となった。試合はそのままPSGが1-0で勝利している。