北朝鮮代表FWのユーベ移籍話、“誤報”と代理人が否定 「公式にはなんの接触もない」
中田英寿氏が在籍したペルージャでプレーするハン・グアンソンの動向がイタリアで話題
セリエAカリアリからセリエBペルージャに期限付き移籍中の北朝鮮代表FWハン・グアンソンは、アジア人史上初となるユベントス入りの可能性が浮上しているが、代理人は「光栄」と語りつつも正式な接触はないとして、誤報と否定した。イタリアのユベントス専門メディア「トゥットユーべ.com」が報じている。
昨年3月に北朝鮮人初のセリエA選手としてカリアリに移籍したハン・グアンソンは、今季かつて元日本代表MF中田英寿氏が躍動したペルージャに武者修行中だ。そして、リーグ戦7ゴール3アシストの活躍を見せている。
ユベントスが獲得に乗り出したとイタリアのメディアが報じて大きな話題となったが、サンドロ・ステンペリーニ代理人は移籍話をきっぱり否定した。
「我々はユベントスに近づくことができてとても光栄だ。偉大なクラブだ。現時点では私もあなたたち同様にニュースで知ったところ。我々はビアンコネリ(白と黒でユベントスの愛称)から、公式にはなんの接触もないんだ」
ハン・グアンソンの代理人はこう語り、ユベントス移籍話を完全否定した。北朝鮮を訪問したイタリアのアントニオ・ラッジ上院議員は「ユベントス移籍を実現できるように」と、北朝鮮代表FWの名門移籍を後押ししているとも報じられた。だが、ステンペリーニ代理人は「自分は知らなかった。当初はハンのクラブとサッカースクールの提携に熱心だった。そんな大ファンがいることは素晴らしいこと」と語っている。
17年6月に北朝鮮代表デビューを飾った19歳アタッカーの動向はイタリアでも大きな話題となっているようだ。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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