ドルトムント香川、チーム2位タイ合格点評価 海外メディア「新年に好調を引き継いだ」
本拠地ヴォルフスブルク戦でフル出場、股抜きクロスで決定機創出など活躍
ドルトムントMF香川真司が、14日の2018年ブンデスリーガ初戦となる本拠地ヴォルフスブルク戦でフル出場し、後半8分に相手マーカーの股抜きクロスで決定機を創出するなど活躍したが、試合は0-0ドローに終わった。海外メディアでは「新年に好調を引き継いだ」と合格点評価を手にしている。
ドルトムントは度重なるチーム内の規律違反でゴールゲッターのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンがベンチ外処分となった。故障明けのドイツ代表FWマルコ・ロイスはスタンド観戦となるなか、17歳のFWジェイドン・サンチョ、18歳のFWアレクサンデル・イサクが同時先発するスクランブルとなった。
香川は連係の乏しいメンバーのなかで違いを見せた。最大の見せ場は後半8分、右サイドでボールを受けた香川は相手DFの股間を抜く絶妙なグラウンダーのクロスを供給。ファーサイドに走り込んだサンチョはゴールを狙ったが、これは左ポスト直撃し、先制アシストは惜しくもならなかった。終盤にも香川は絶妙なループパスを前線に供給。相手GKとの1対1の好機を作り出したが、これは相手GKの素晴らしい出足に阻まれた。
スポーツ専門テレビ局「ESPN」英国版では、香川に合格点となる7点を与えている。単独トップのドイツ代表MFマリオ・ゲッツェに次ぐ、チーム2位タイの評価だった。
「日本人は新年にも好調を引き継いだように見える。彼は90分間でチームメートに5度決定機を生み出した」
前線の決定力不足でチームに勝利をもたらせなかったが、キーパスを5回通した小さな魔法使いのパフォーマンスは海外メディアで高く評価されている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images