絶不調のレアル、シュート28本も無得点 ビジャレアルに歴史的敗戦で地元紙が酷評

レアルが0-1敗戦、ビジャレアルに本拠地で初白星献上 地元紙「サポーターが抗議の声」

 レアル・マドリードの不調は、本格的な危険水域に達している。現地時間13日に行われたリーガ・エスパニョーラ第19節ビジャレアル戦、ホームで0-1の敗戦を喫した。地元紙「マルカ」は「レアルのクライシスは続く」と酷評している。

 レアルはまたも本拠地サンチャゴ・ベルナベウで失態を演じた。前半からブラジル代表DFマルセロのミドル、エースFWクリスティアーノ・ロナウドの直接FKやゴール前でのダイレクトシュートなど決定機を次々と作るが、相手GKセルジオ・アセンホのビッグセーブに阻まれ続けた。

 チャンスを生かしきれない罰を受けたのは後半42分だった。CKのセカンドボールをビジャレアルに拾われて高速カウンターを受けると、一度はコスタリカ代表GKケイラー・ナバスが防いだものの、最後はMFパブロ・フォルナスにループシュートを決められ、万事休す。シュート28本放ちながらの屈辱の完封負けを喫した。

 この敗戦に贔屓紙で知られるマルカ紙も手厳しかった。「レアル・マドリードのショッキングなスランプは続く。ビジャレアルにとってはベルナベウでの初めての勝利だった」と歴史的敗戦であることを記すとともに、「ホームに駆けつけたサポーターは寒さと疲れに満ちた90分間を過ごしたのち、チームに抗議の声を上げた」ともしている。

 この敗戦によって、前節終了時6位のビジャレアルと勝ち点差1にまで詰められた。現時点で4位のレアルは、首位に立つ宿敵バルセロナの追撃どころか、来季UEFAチャンピオンズリーグ出場権争いの心配をしなければならない状況になりつつある。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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