名将クロップ、“コウチーニョ・ロス”を否定 「選手一人なら問題にならない」
ドルトムント時代に香川、シャヒン、ゲッツェ、レバンドフスキらを引き抜かれる
リバプールは司令塔のブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョが、フットボール史上歴代2位となる移籍金1億6000万ユーロ(約218億円)でバルセロナに放出した。しかし、チームを率いるユルゲン・クロップ監督は「ドルトムントでたくさん引き抜かれた。選手一人なら問題ない」と“コウチーニョ・ロス”を否定した。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が報じている。
10番を背負い、攻撃を牽引してきたコウチーニョの退団はリバプールファンにとってもショッキングな出来事となったが、かつてドルトムントで辛酸を嘗めた名将は動じなかった。
「ドルトムントではたくさんの選手を引き抜かれた。選手一人なら決して問題にならない。ビジネスの世界では普通のことだ。選手を失えば、獲得する。クラブの雰囲気の問題だ。過去にもあったことだから、慣れている。それで雰囲気が悪くなることはない。それが私の流儀だ」
2015年まで所属したドルトムントで、名将はエース格を失い続けた。記事では、「クロップは鍵となる男たちを失う経験を数多くしてきた。ヌリ・シャヒン、シンジ・カガワ、マリオ・ゲッツェ、ロベルト・レバンドフスキは彼のジグナル・イドゥナ・パルクの在任時に移籍した」と回顧している。
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