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世界で戦う一流選手の思考法とは? 日本代表DF長友佑都が持論「夢は一生叶えられない」
経験に裏打ちされた確かな理由――「最近思う」と母校の後輩たちに伝えた“長友流”
インテルの日本代表DF長友佑都は11日、母校の明治大学で行われたトークイベントに参加し、“夢を実現するために大事なこと”について語り、「夢は一生叶えられない」との持論を展開した。その背景には、サッカーキャリアの階段を徐々に駆け上がってきた長友流の思考法がある。世界で戦う男が口にした意外な言葉には、経験に裏打ちされた確かな理由があった。
長友のサッカー人生は決して平坦な道のりではない。愛媛県出身で、かつて愛媛FCジュニアユースのセレクションを受けるも不合格となり、地元の中学校へ進学。明治大時代には椎間板ヘルニアなどでプレーできず、スタンドで和太鼓を叩いてチームメイトにエールを送る裏方に徹した日々もあった。だが、在学中の2008年にFC東京と正式契約を結ぶと、同年5月に岡田武史監督率いる日本代表に初招集されデビュー。また同年の北京五輪にも出場するなど、目まぐるしい1年を過ごした。
2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)で全試合に出場し、存在感を放った長友は、同年夏にイタリア1部チェゼーナに移籍。そしてわずか半年後にイタリアの名門インテル加入と、一気にステップアップを果たした。今やインテル在籍8年目の最古参となっている。
「夢を叶える信念は誰にも負けていない。それは自信を持って言える。その思いがあるからこそ、日々のトレーニングも継続できると思う」と自負したが、その一方で「最近思うんです。夢は一生叶えられないんじゃないかな」と口にし、次のように続けた。
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