リバプール10番の後釜候補にミランFWスソが浮上 “本田の元ライバル”を英紙が絶賛

コウチーニョの後継者として下部組織出身の“忘れ去られた男”を推す

 リバプールはブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョを移籍金1億4200万ポンド(約214億円)で放出する一方、代役の補強が急務となっている。そして10番の後継者として、ACミランでFW本田圭佑(パチューカ)とポジションを争った技巧派レフティーの復帰が急浮上している。英地元紙「リバプール・エコー」が報じた。

 同紙がコウチーニョの穴を埋める補強特集の中で、MFマヌエル・ランシーニ(ウェストハム)、MFハキム・ツィエク(アヤックス)、FWナビル・フェキル(リヨン)、FWロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)とともに候補者5人に名前を挙げたのは、ミランで無双状態のスペイン代表FWスソだった。

「忘れ去られた男、スソ」と記事では紹介している。かつてリバプールの下部組織でプレーしたレフティーについて、「スソはアカデミーの王冠の宝石だった」と振り返っている。2012年にトップチームに昇格したが、「スピードに欠けるものの、卓越したボールコントロール、1対1でディフェンダーを打ち破る能力、そして左足の魔法の杖が彼にはあった」と、その能力は高く評価されている。

 だが、2013年1月にインテルからコウチーニョを獲得したことで、スソはアンフィールドで忘れ去られてしまった。アルメリアへの期限付き移籍を経て、2015年1月にミランに加入。本田とポジション争いを展開したが出場機会を手にできず、16年1月にジェノアへ半年間の期限付き移籍をすると才能が開花した。6ゴール4アシストの活躍を見せて16年夏にミランへ復帰すると、ヴィンチェンツォ・モンテッラ前監督はそれまで右ウイングの定位置を手にしていた本田を外し、スソをエースの座に据えた。

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