横浜FMの齋藤学が川崎に完全移籍! 2年連続の“10番”流出「恩を仇で返してしまうことに…」

18年在籍したチームからの移籍を決断 昨年の中村俊輔に続き“10番”の主将が新天地へ

 J1の横浜F・マリノスは12日、MF齋藤学が昨季王者の川崎フロンターレに完全移籍することを発表した。

 横浜FMの下部組織で育ち、2008年にトップデビューを果たした齋藤は、11年のJ2愛媛FCへの期限付き移籍を挟み、トリコロールのユニフォームを着て通算9シーズンにわたってプレー。昨季は移籍したMF中村俊輔(現ジュビロ磐田)の背番号10を受け継ぎ、主将としてチームを束ねていた。

 昨年9月に右膝前十字靭帯を損傷し、全治8カ月と診断され離脱。現在はリハビリ中だが、27歳のドリブラーは新天地への挑戦を決意した。

 齋藤は横浜FMを通じて、「8歳から育ててもらい、愛媛FCでの1 年を除き18 年間お世話になったF・マリノスを離れる決断をしました。昨年、キャプテン、10番と責任をもらいながらも、不甲斐ないプレーや満足のいく結果を残せない僕に、たくさんの声援を送っていただいたこと。9月の大怪我の際も、本当にたくさんの声、手紙、千羽鶴、ビックユニフォーム。本当に本当に勇気付けられ、辛いリハビリも日々続けてこれました。この移籍は、その恩を仇で返してしまうことになってしまいました」と、まずはファンへの感謝とともにチームを離れることを謝罪。横浜FMにとっては昨年の中村に続き、2年連続でチームの象徴と言える“10番”を背負う主将が流出する事態となった。

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