「日本サッカーのシンボル」 元なでしこFWにバルサ敬意、練習見学を写真付きで紹介

昨季限りでINAC神戸退団の大野、年明けからスペインのバルセロナで自主トレ

 FIFA女子ワールドカップ(W杯)優勝を経験し、日本女子サッカーリーグ歴代最多得点記録を持つ元なでしこジャパンのFWに対して、バルセロナも敬意を表している。昨年12月になでしこリーグ1部INAC神戸からの退団が発表されたFW大野忍が、スペインの名門バルセロナを訪問。バルサ女子公式ツイッターで「日本サッカーのシンボル」と紹介されるなど、現地でも注目を集めている。

 大野は自身の公式ブログで、年明けからスペインのバルセロナで自主トレーニングに励んでいる様子を明かし、プロスポーツトレーナーの山田晃広氏らとともに汗を流しているという。

 さらに7日のリーグ第18節レバンテ戦(3-0)に招待され、「生観戦はサイコー」とバルサの本拠地であるカンプ・ノウで試合を堪能。スタンドでは、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長やジョルディ・カルドネ副会長と写真撮影するなど、充実の時間を過ごした。

 そんな大野が、今度はバルサ女子のトレーニングを見学したという。チーム公式ツイッターでは「日本サッカーのシンボルであるシノブ・オオノが、水曜日の午前、シウタ・エスポルティバでトレーニングを見学した」と言及。大野が取材に応じている様子やトレーニングを真剣な眼差しで見つめている写真も併せてアップされた。

 大野は2011年のドイツ女子W杯で優勝を飾ったメンバーの一員で、日本女子サッカー界で最多得点記録(1部281試合178得点/2部8試合2得点)も保持しており、33歳の偉大なアタッカーにバルサ側も一目置いているようだ。

 INACを退団した大野の去就は未定だが、バルサ女子の見学は移籍への布石なのか。あるいは、なでしこリーグで再びプレーするのか。その動向に注目が集まる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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