無冠決定のリバプール、今季終了後に10人のプレイヤーを放出か
来季に向けチーム改革に乗り出す方針
リバプールに今季終了後、最大10人のプレイヤーがクラブを去る可能性が浮上している。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
リバプールは19日、FA杯準決勝でアストン・ビラと対戦し、1-2と敗北を喫した。FA杯敗退により今季の無冠が決定したリバプールは、来季に向け、シーズン終了後に大幅な改革に乗り出す方針とのことで、クラブから最大で10名のプレイヤーを放出する可能性があるようだ。
MFスティーブン・ジェラードは今季終了後にLAギャラクシーの加入が決定しており、DFグレン・ジョンソンとDFコロ・トゥーレは契約満了により移籍が確実視されている。
また、主力を担うメンバーにも退団の可能性が生じている。MFラヒーム・スターリングにはマンチェスター・シティやアーセナルなどのビッグクラブが獲得に乗り出しており、DFマーティン・シュクルテルにはVfLヴォルフスブルクが関心を寄せていると伝えられている。GKシモン・ミニョレに関しても、クラブが新たな守護神の確保に乗り出すとされていることから、放出の対象と伝えられている。
さらに、今季ACミランから1600万ポンド(約28億円)で加入したFWマリオ・バロテッリはいまだリーグ戦1ゴールと、不甲斐ないパフォーマンスにより来季の構想外とされているという。FWファビオ・ボリーニ、FWリッキー・ランバート、DFハビエル・マンキージョも貢献度が低いことから、クラブを去る可能性が高いとされている。
ブレンダン・ロジャース監督は就任後3年間の無冠が確定、今季の欧州チャンピオンズリーグの出場権の獲得も厳しいという見解が強い。チーム編成の大幅な改革に乗り出すとされている来季は、自身の進退を懸ける勝負の1年となりそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images