「京都を何とかJ1に導きたい」 元日本代表DF闘莉王の残留決定、プロ17年目の戦いへ

京都が36歳“闘将”との契約更新を発表 昨季はチーム最多15得点をマーク

 J2の京都サンガF.C.は10日、元日本代表DF田中マルクス闘莉王との契約を更新したことを発表した。経験豊富な36歳のDFは、古都でJ1を目指す2シーズン目の戦いに挑むことになった。

 闘莉王は昨季京都に加入。2003年の水戸ホーリーホック所属時以来、14年ぶりとなったJ2の舞台で本職の守備はもちろん、攻撃面の才能も存分に発揮して、布部陽功監督のFW起用の期待にも応えた。

 第8節愛媛FC戦でJ2最年長記録となるハットトリックを達成するなど、31試合に出場しチーム最多15得点をマーク。10月の第37節ロアッソ熊本戦ではDF史上初となる、Jリーグ通算100ゴールの快挙も達成している。

 今回の契約更新により、闘莉王は2001年にサンフレッチェ広島でJデビューを果たしてから、通算17シーズン目のピッチに立つことになった。水戸への期限付き移籍を経て2004年から6シーズンを過ごした浦和レッズと、2010年から7シーズンを戦った名古屋グランパスではいずれもJ1リーグ制覇など数々のタイトル獲得に貢献してきた。

「京都を何とかJ1に導きたいんだ」と取材で話していた熱い思いを胸に、勝利の味を知り尽くした闘将が、2011年から7シーズンをJ2で過ごし、昨季も12位に沈んだ京都に勝者のメンタリティーを植えつけ、J1昇格へ導けるか注目が集まる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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