「言葉はいらない」「幻想的」 韓国代表エースの“30mナックル弾”に5万人熱狂

ソン・フンミンがウェストハム戦で雨を切り裂く約30mの豪快ミドルをお見舞い

 トットナムの韓国代表FWソン・フンミンが圧巻ミドルを突き刺した。現地時間4日に行われたプレミアリーグ第21節のウェストハム戦(1-1)、雨を切り裂くような一撃で、敗戦の危機にあったチームを救った。クラブ公式YouTubeチャンネルが「ソニー(ソン・フンミンの愛称)の弾丸シュート」と紹介すると、ファンからは「言葉はいらない」「ナックルシュート」などと称賛の嵐となった。

 0-1で迎えた後半39分、トットナムは右から左へとサイドチェンジし、途中出場のアルゼンチン代表MFエリク・ラメラからソン・フンミンにボールが渡った。アタッキングサードに入ったところでボールを受けた瞬間、前方に3人、最終ラインに5人と守備を固めるウェストハムの選手が計8人立ちはだかっていた。

 しかし、ソン・フンミンは目の前のわずかなスペースを見逃さず、トラップ後に一度ボールを押し出すとすぐさま右足を一閃。約30メートルの距離から放たれたボールは、無回転気味に鋭く右に曲がってゴール右隅へ。相手GKも懸命に手を伸ばすが強烈な弾道に触ることができず、ボールは豪快にネットへ突き刺さった。

 5万人が詰めかけたウェンブリー・スタジアムは、瞬く間に歓喜の渦へ。殊勲のソン・フンミンはスタンドを指差しながら、誇らしげに自陣へと戻っていった。

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