レアル戦で超絶ループ弾 “成す術なし”の一撃に機関紙脱帽「天才の定義」「魔法の瞬間」

セルタのヴァスがカウンターから鮮やかなチップキックでレアル守護神を翻弄

 レアル・マドリードはかつて“銀河系軍団”と呼ばれ、各国の代表戦士が揃うタレント集団。サッカー選手にとって、その存在は憧れと言ってもいいだろう。そんな“白い巨人”に、28歳のボランチが痛快なループ弾を突き刺し、スペインメディアも「天才の定義」「魔法の瞬間」と称賛している。

 華麗な一撃が飛び出したのは、現地時間7日のリーグ第18節セルタ対レアル戦だった。

 両軍ともスコアレスで迎えた前半33分、自陣の深い位置でボールを奪取したセルタはカウンターを発動。中央に縦パスが入った瞬間、デンマーク代表MFダニエル・ヴァスは前方のスペースを指差しながら右サイドを猛然と駆け上がる。ボールはやや後方に出てしまい、一度はスピードダウンしたものの、ドリブルでボックス内に侵入すると、顔を挙げてGKの位置と左側から寄せて来るディフェンダーとの距離を確認し、ペナルティーアーク付近に到達するとシュートモーションに入った。

 全てを見越してチップキックで浮かせたボールは、レアルのコスタリカ代表GKケイラー・ナバスの頭上を越えてゴールへ。対峙した相手も“成す術なし”という完璧なループ弾がネットを揺らし、貴重な先制弾となった。

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