劇的ゴールで初優勝の前橋育英 山田監督と選手は“3度目の正直”に歓喜の涙
後半アディショナルタイムに榎本の劇的決勝弾が生まれ、流通経済大柏を撃破
第96回全国高校サッカー選手権は8日に決勝が行われ、前橋育英(群馬)が後半アディショナルタイムにFW榎本樹が劇的な決勝弾を叩き込み、流通経済大柏(千葉)に1-0の勝利を収めた。3度目の挑戦で念願の初優勝を果たした前橋育英の選手と山田耕介監督は、涙を流しながら歓喜に浸った。
0-0のまま延長戦突入かと思われた後半アディショナルタイム2分、前橋育英は右サイドからFW飯島陸が左足シュートを放つと、相手に当たってこぼれたところを榎本が左足で狙った。ボールは流通経済大柏の選手たちの間をすり抜けるようにゴールに吸い込まれ、これが決勝ゴールになった。
前橋育英は前回大会で決勝に進出するも、青森山田(青森)に0-5で敗戦。3回目の決勝で悲願の優勝となり、山田監督はテレビのフラッシュインタビューで涙を流しながら「ありがとうございます。あの、(選手には)おめでとうございますと言いたいです」と選手たちを称えた。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web
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