110年ぶりの屈辱 アーセナル知将ベンゲル、FAカップ敗退に落胆「同じ過ちを繰り返した」
格下の英2部ノッティンガムに4失点 ベンゲル政権下で初の3回戦敗退
アーセナルは現地時間7日に行われたFAカップの英2部ノッティンガム・フォレスト戦で2-4と敗戦を喫し、アーセン・ベンゲル政権初の3回戦敗退という屈辱を味わった。ベンチ入り禁止処分を受け、スタンドから敗戦を見届けたフランス人指揮官は「同じ過ちを繰り返した」とチームのパフォーマンスに落胆を見せた。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
アーセナルは格下相手に常にリードを許す展開だった。先制され、追いつき、勝ち越されると1-2のビハインドで前半を折り返すと、後半もPK2本を献上するなど守備が崩壊。リーグ戦から9選手を入れ替えた前回大会王者の“ガナーズ”はあえなく敗退となった。
FAカップでの3回戦敗退はベンゲル体制となって初。また、データ分析会社「オプタ」によれば、アーセナルがこの大会で下部リーグのチームに4点以上を奪われたのは1908年のハル・シティ戦以来のことだという。実に110年ぶりの屈辱を味わった。
審判への不適切な行動があったとして、FA(イングランドサッカー協会)から公式戦3試合のベンチ入り禁止処分を受けていたベンゲル監督は、ノッティンガム戦をスタンドから観戦。試合後、「残念だったのは試合を通じて、同じ過ちを繰り返したこと。1度ならず、2度、3度と。このレベルではそんなことをする余裕はない」と精彩を欠いたチームに落胆の意を示した。
アーセナルはディフェンディング・チャンピオンらしからぬパフォーマンスで早々に大会から姿を消した。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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