ヘタフェ柴崎、途中出場も得点に絡めず コスタ退場、警告10枚と“大荒れ”の試合で敗戦
強豪アトレチコ戦に後半18分から出場 トップ下で積極的なプレーを見せたが…
ヘタフェのMF柴崎岳は、6日のリーガ・エスパニョーラ第18節アトレチコ・マドリード戦に途中出場。公式戦4試合連続出場で積極的な姿勢を見せるも得点には絡めず、チームも0-2で敗れた。
試合は前半18分、アトレチコのエース、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが縦パスを受けると、ドリブルで持ち込みスルーパスを前方に送る。これに反応したアルゼンチン代表MFアンヘル・コレアがペナルティーエリア右に入り込み、右足アウトサイドでシュート。このテクニカルな一撃がゴール左隅に突き刺さると、本拠地のワンダ・メトロポリターノ、そして闘将ディエゴ・シメオネ監督も歓喜に沸いた。
ヘタフェは後半に入ってもなかなか攻撃の糸口を見出せず、ホセ・ボルダラス監督は同18分に2枚替えで柴崎を投入。4-2-3-1のトップ下に入ると、直後のプレーでドリブルで突進し、ファウルを誘発。ゴール前約25メートルの位置で直接FKを得るなど積極的なプレーを見せた。
そのなかでアトレチコは同24分、したたかに右サイドからのカウンターを仕掛ける。最後はアトレチコに復帰したスペイン代表FWジエゴ・コスタが右足で流し込んで追加点をゲット。しかしその際、ゴールセレブレーションでスタンドのファンとともに喜びを分かち合った際、2枚目のイエローカードが提示され、まさかの退場処分となった。
同29分には柴崎に対してイエローカードが提示されるなど、主審がこの試合だけで計10枚の警告を提示する大荒れの展開に。試合はこのままタイムアップの笛が鳴った。柴崎にとっては想定外の荒れ模様での今季初戦となった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images