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インテル長友、発熱押して8戦ぶり出場も… 監督嘆き「カウンターを受けてしまった」
フィオレンティーナ戦で後半30分から出場も、1対1で抜かれるなど仕事を果たせず
インテルの日本代表DF長友佑都は、5日の敵地フィオレンティーナ戦で後半30分から途中出場。1-1のドローに終わった試合後、ルチアーノ・スパレッティ監督は背番号55が発熱を押しての強行出場だったことを明らかにした。
インテルは右サイドバックにポルトガル代表DFジョアン・カンセロ、左サイドバックにはイタリア代表DFダビデ・サントンを起用してスタート。イタリア代表DFダニーロ・ダンブロージオが故障離脱するなか、長友はリーグ戦で8試合連続スタメンから外れた。
前半36分にウォーミングアップを始めた長友は、1-0とリードして迎えた後半30分、リーグ戦で第12節トリノ戦(1-1)以来の出番を手にした。しかし、同42分に相手のエースFWフェデリコ・キエーザとの1対1で抜かれるなど、仕事を果たせず。チームも後半アディショナルタイムに被弾し、痛恨のドローに終わった。
ルチアーノ・スパレッティ監督は試合後、衛星放送「メディアセットプレミアム」に次のように語ったという。
「何を言えばいいんだ? 人数が足りないなどと言えば、ロッカールームには顔を出せない。確かにメンバーが足りない。ナガトモは熱があったのにプレーした。ナガトモが自陣から出ようとした時、相手に囲まれてカウンターを受けてしまった。そういうコンディションだったんだ」
長友と交代したセンターバックのイタリア代表DFアンドレア・ラノッキアは前半に負傷。左サイドバックのサントンがセンターバックにシフトし、発熱の長友をピッチに送り出す緊急事態だったという。奇しくも万全ではない状況で出場し、相手のカウンター攻撃の起点になってしまった長友だが、ポジションを取り返すにはプレーで挽回していくしかない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images