ミランOBは4人目 本田圭佑とかつて共闘の元仏代表FWメネズがメキシコ名門へ移籍

アンタルヤスポルのメネズ、クラブ・アメリカと正式契約

 パチューカのFW本田圭佑をはじめとした「ミラン経由メキシコ行き」の流れが続いている。リーガMX(メキシコリーグ)の名門クラブ・アメリカは、トルコ1部アンタルヤスポルの元フランス代表FWジェレミー・メネズと契約を結んだと発表した。

「メキシコ最大のクラブの一員になれたことを嬉しくも誇りに思う。このユニフォームに全てを尽くすことを誓うよ」

 メネズはクラブを通して声明を発表した。

 30歳のアタッカーは、2014-15シーズンにパリ・サンジェルマン(PSG)からミランに移籍。加入1年目はフィリッポ・インザーギ政権で本田、イタリア代表FWステファン・エル・シャラウィと強力なトリデンテを形成し、16ゴールと大活躍した。ドリブル突破を好み、自己中心的なプレーで時に批判も集めたが、高い技術とセンスは一級品。PSG時代には元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(現マンチェスター・ユナイテッド)から「フランス最高の選手」と称賛されたほどだった。

 しかし、近年は故障に苦しみ、16年8月にフランスのボルドーに移籍すると、17年にはトルコリーグへとプレーの場を移していた。

 リーガMXは今季、16-17シーズンにACミランでプレーしていた選手をすでに3人迎え入れており、本田はパチューカ、チリ代表MFマティ・フェルナンデスはネカサ、アルゼンチン代表DFレオネル・バンジョーニはモンテレイに新天地を求めた。本田のかつての“同志”はメネズが3人目。日本のカリスマが「ミラン経由メキシコ行き」の先駆けとなった格好だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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