ガーナ人の父を持つ日本文理GK、好セーブ連発も選手権8強敗退 「器の大きいGKに…」
「来年もここに戻ってきたい」
相澤もまた「兄弟も多いので、プロになって恩返ししたい」と、上を目指す気持ちは貪欲だ。かつてはバロテッリだった憧れの対象は、今ではバルセロナのGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンになった。そして「レアル・マドリードとのクラシコでも、全く失点する雰囲気がなかった。ああいうGKを目指したい」と話す。
相澤は今大会を振り返り「失点では弾く位置が悪かったし、キックミスもあった。器の大きい、チームを安心させるようなGKになっていきたい。そして、来年もここ(選手権)に戻ってきたい」と決意を語る。
身体能力を含めた素材は一級品。経験さえ積んでいけば、さらに大きく“化ける”可能性は十分にある。手応えと悔しさを胸に大会を終えた大型GKは、日本サッカー界にとっても注目の存在になっていきそうだ。
【了】
轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada
フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web
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