チェルシー移籍問題で注目の武藤が電光石火の34秒弾 チームは逆転で今季初黒星
FC東京は5位転落。武藤のゴール試合の不敗神話も14試合で終焉
FC東京の日本代表FW武藤嘉紀は18日のホームで広島戦で、開始34秒に先制ゴールを奪う活躍を見せたが、チームは1-2で逆転負け。今季公式戦初黒星で5位に転落した。。
プレミア首位チェルシーから完全移籍の正式オファーを受けている武藤はいきなり、その実力を見せつけた。試合開始わずか34秒だった。相手のペナルティボックス内で相手DFのクリアミスを拾うと右足で落ち着いて相手GKの股を射抜いた。得点ランク2位タイとなる今季5点目となった。
「あれはただのラッキーゴールです」今夏の移籍市場で去就に注目を集めている武藤は淡々と答えた。
だが、チームはこの1点を守りきれなかった。前半11分と後半37分の失点で逆転を許した。勝てば単独首位の可能性もあったが、今季公式戦初黒星となった。
「思った以上に広島が前に来なかった。カウンターも仕掛けられず、裏のスペースもだいぶケアされていた」
厳しい表情を浮かべた武藤の言葉通り、堅牢な守備ブロックを作り、カウンターを狙う広島の術中に、はまってしまった。シュート数は広島の12本に対し、FC東京は7本。カウンターを徹底する相手の牙城を崩すには至らなかった。
昨季のプロデビューから続いていた不敗神話が終焉を迎えた。武藤がゴールを決めたリーグ戦は14試合10勝4分だったが、この敗戦でついに途絶えることになった。
「いつかはやって来るものだったので」と冷静に受け止めた武藤。この敗北でチームは首位タイから5位に転落したが、「まだ1試合負けただけ」と前を見据えていた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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