ACL王者の浦和、12年ぶりJ制覇へダブル補強! 横浜FMマルティノス&柏の武富を獲得
二人の即戦力アタッカーを完全移籍で獲得
J1の浦和レッズは5日、横浜F・マリノスのMFマルティノスと柏レイソルのMF武富孝介をともに完全移籍で獲得したことを発表した。
キュラソー代表のマルティノスは2016年に横浜FMに加入し、2シーズンで53試合9得点と活躍。スピードと左利きらしい独特なリズムを兼ね備えたドリブルで、チャンスメーカーとして存在感を発揮した。横浜FMを通じては「自分が過ごしたF・マリノスでの2年間は本当に良い思い出しかありません」と感謝の思いを綴る一方、浦和を通じては「アジアを制したチームの一員になれたことは本当に光栄に思っています」と、日本での新たな挑戦に意欲を燃やしていた。
武富は柏の下部組織で育ち、09年にトップデビュー。ロアッソ熊本と湘南ベルマーレへの期限付き移籍で実績を積むと、15年に柏に復帰し不可欠なアタッカーに成長。3シーズンでリーグ戦80試合14得点の成績を残した。
柏を通じては「レイソルに関わる全ての皆様、育成から数えて15年間大変お世話になりました。特にサポーターのみなさんには、良い時も苦しい時も常に熱い声援が、自分の足を運ばせてくれました。ありがとうございます。移籍するにあたり、いろいろな思いがありますが、新しいクラブでもしっかり地に足をつけて、この決断に後悔のないよう日々努力していきたいと思います」と、愛着のある柏を離れる決断に思い悩んだ様子が綴られた。そして浦和を通じては「自分に声をかけてくださったレッズの勝利に貢献できるように、一日一日を大切にして頑張ります。そして早くみなさんに認めてもらえるように、戦う姿勢を示し、結果を求めてやっていきたいと思います」と新天地での決意を語っている。
06年以来のJリーグ制覇に向けて、即戦力のアタッカーが二人加わることになった浦和。アジア王者として挑む18年シーズン、攻撃陣のポジション争いは熾烈を極めることになりそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images