交代的中の矢板中央、1-0勝利で栃木県勢2年連続4強入り 初出場の日本文理はベスト8敗退

前半35分に交代出場の矢板中央FW大塚が大仕事、こぼれ球をMF山下が詰めて決勝弾

 矢板中央が交代的中で栃木県勢2年連続の4強進出を果たした。第96回全国高校サッカー選手権は5日に準々決勝が行われ、浦和駒場スタジアムの第1試合で矢板中央が1-0で日本文理(新潟)に勝利した。

 前半から互いにシュートの意識が強く、距離のある位置からも積極的に狙う激しい試合になった。その中で矢板中央は前半36分、前線に入ったボールをFW大塚尋斗が競り合って収めると、そのまま左足シュート。GKが弾いたところにMF山下純平が詰めて1-0の先制ゴールを挙げた。大塚は交代出場から1分で大きな仕事を果たした。

 後半に入ると矢板中央がゴール前に攻め込む回数を増やしたが、日本文理のGK相澤ピーターコアミが次々にファインセーブを見せて立ちはだかり、追加点を許さなかった。しかし、自陣に押し込められてしまった日本文理はなかなか効果的な攻撃につなげられなくなった。

 前戦では孤立したFW亀山来駆が奮闘したものの、同点ゴールには届かずタイムアップ。矢板中央が栃木県勢としては2年連続、学校としては第88回大会以来8大会ぶりの4強入りを果たした。新潟県勢として初の準決勝を目指した初出場の日本文理は後一歩が及ばなかった。

【了】

轡田哲朗●文 text by Tetsuro Kutsuwada

フットボールゾーンウェブ編集部●写真 photo by Football ZONE web

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