英2部リーズへ完全移籍の井手口、今季終了までスペイン2部レオネサへ期限付き移籍

　J1ガンバ大阪の日本代表MF井手口陽介は、イングランド２部リーズへ今冬に完全移籍するが、今季終了までスペイン2部クルトゥラル・レオネサへの期限付き移籍することが4日に発表された。これを受けてインテルの日本代表DF長友佑都が「井手口陽介の決断って普通ならできない」と驚きをもってメッセージを送っている。

　井手口は今冬、イングランド2部リーズへの移籍を決断した。だがイングランドで労働許可証を得るための条件は厳しく、今季はスペイン２部クルトゥラル・レオネサに期限付きとなることが決まった。日本代表の井手口にとって、6月にロシア・ワールドカップ（W杯）が控える大事な半年間となるが、初の欧州挑戦の道を選んだ形だ。

　長友は自身の公式ツイッターを更新。「この時期に海外挑戦する井手口陽介の決断って普通ならできない」と驚嘆した様子で、次のように続けている。

「W杯まで半年で、言葉もわからない異国の地に挑戦する。もうすでにW杯より先にある自分に挑戦してる」

　W杯イヤーとなるだけに、慣れ親しんだG大阪でプレーする選択肢もあった。だが、井手口は海外挑戦し、さらなるレベルアップを図る構えだ。長友は井手口の決断を称賛し、同じような若手が出てきてほしいと望んでいる。

「普通じゃないから、先を行く。こういう強い信念とサッカー人生に腹くくった若手がどんどん出てきてほしい」

　井手口のように大胆なチャンレンジに乗り出す若手の登場を、長友は心待ちにしているようだ。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images